エージェントを使った転職活動をしてみた
今回の転職活動で初めて転職エージェントを使ったのですが、思うところがあったので記事としてまとめておきます。良かった点もイマイチだった点もあったので、これから転職活動をする人の参考になればと思います。なお、使ったのは1社・担当者も1人だけなので、以下はあくまでその範囲での話です。
なぜエージェントを使ったのか
個人的に興味があったから、というのが大きな理由です。自分の知らない求人に出会えることも魅力でしたし、面接対策や日程調整をしてくれると聞いていたことも、使ってみようと思った理由のひとつです。
良かった点
自分では応募しなかったであろう求人に出会える
自分で探すときは情報を自分でpullしてくる必要があるため、応募先はもともと知っている会社や興味のある会社に限られてしまいます。エージェントを介すと自分に合いそうな求人を選んで送ってくれるので、一人では気づけなかった求人に出会えることがあります。
日程調整をまとめて任せられる
自分の空いている日を伝えておけば、それをもとに各社との調整をしてくれます。予定が埋まりがちな人にはありがたいのではないでしょうか。ただ私の場合は、日程調整をお願いしたことで生じた不便の方が大きく、良かった点としてはあまり感じられませんでした(詳しくは「日程調整の負担が結局こちらに残る」を参照)。
面接のフィードバックをもらえる
選考に落ちたときのフィードバックは次に活かせる貴重な情報ですが、個人で応募した場合にもらえることは少ないです。一方でエージェント経由だと、お見送りの理由を詳しく聞くことができ、他社の選考に活かすことができました。
企業ごとの面接対策を教えてもらえる
エージェントは過去にその企業を受けた候補者の情報を持っているため、何を聞かれやすいかを踏まえた対策を組んでくれることがあります。志望する企業にどう備えればいいか分からない人にはありがたいと思います。
イマイチだった点
自分に合った求人が送られてきているのか分からない
どのような求人が自分に合うのかを真剣に考えてくれているのか、怪しく感じました。実際、60件を超える求人が送られてきて、そこから取捨選択するのが大変でした。職務経歴書に書いた技術や希望業種をもとに、もう少し絞れたのではないでしょうか。
選考スピードが遅い
これはエージェント自体の問題ではないのかもしれません。企業からすればやり取りしているエージェントは複数あるので、そのすべてにリアルタイムで選考状況を共有するのは難しく、たとえば週に一度まとめて各候補者の状況を伝えるようなフローになっているのではないでしょうか。加えて、自分↔︎エージェント↔︎企業と間に一段挟まる分、どうしても時間がかかります。参考までに、書類選考から内定までにかかった期間は、自己応募の2社に比べてエージェント経由の3社が約1.7倍でした。
日程調整の負担が結局こちらに残る
調整を任せられるはずが、実際にはこちら側の調整コストが高くついたように思います。たとえば、調整中の日程が決まったのかどうかが直前まで共有されず、当日の朝になって面接が確定した旨を伝えられることがありました。これはエージェントではなく企業側の連絡が遅かっただけなのかもしれませんが、候補者からはどちらなのか分かりません。ほかにも、エージェント経由で調整してもらった面接と同じ時間に、別の会社の面接を入れようとしてきたときは驚きました。自分で調整しているのだから、そこは把握しておいてほしいところです(指摘しましたが謝罪の一言もありませんでした)。
自己応募の会社とフラットに比較できない
これはエージェントのビジネスモデル上どうしても仕方のないところですが、エージェントは自己応募の会社(エージェントを介していない会社)に入社してほしくないと思っています。そのため、最後の意思決定のときにはどうにかしてエージェント経由の会社に決めてもらおうとしてきます。ただ、ここで厄介だったのは自分の受け取り方の方でした。仮に担当の方が本心からこちらの会社が合っていると思って勧めてくれていたとしても、どうしてもビジネスモデルが頭をよぎり、自社の利益になるからそう言っているのでは、というバイアスが自分にかかってしまいます。相手を疑ってかかっているという意味では自分にも非があるのですが、そう思わずに聞くのは難しく、結局どの助言も素直に受け取れませんでした。このバイアスが避けられないこと自体が、エージェントを使ううえでの難点だと感じます。
送ったメッセージが企業に伝わっているのか分からない
最後に内定を辞退したとき、各社向けに辞退のメッセージを書いてエージェントから伝えてもらうようお願いしたのですが、なんと一件も伝えられていなかったことが判明しました。内定辞退後はエージェントからすると終わった話なのかもしれませんが、候補者からすればこれから先も関わる可能性のある企業です。丁寧にコミュニケーションを取りたい人には向いていないのかもしれません。こういうことが一件でもあると、他のメッセージもきちんと伝えてもらえていたのか怪しく思えてきますね。
最後に
エージェントは担当者によるところが大きいと言われます。なので、自分の担当の方とは相性が良くなかったのだろうと思っています。とはいえ、これほど担当者個人に左右されてしまうのはどうかと思いますし、全体的な体験として良いものではなかったので、この先使うことはないだろうというのが正直な感想です。